〈從童話學日文〉阿垢太郎

あかたろう
阿垢太郎

むかしたいへんめんどうくさがりなおじいさんとおばあさんがいました。
從前有一對非常懶惰的老爺爺和老奶奶。

なにをするのもめんどうくさくて、何日も家の中でじっとしているだけだったのですが、ある日ふたりが何の気なしに体をこすったところ体からあかがぽろぽろ落ちてきました。
無論做什麼事情,他們都覺得很麻煩,常常好幾天都只是待在家裡。有一天,他們無意中擦了擦身體,發現身上掉下了很多污垢

お爺さんとおばあさんはなんだかそれが面白くて体のあちこちをこすっては、前のものと一緒にしてぎゅっと丸め、またこすってあかをだしてはさっき丸めたものに、さらにくっつけて・・とやっていたら、しまいには一かたまりになったので、ちょっといたずら心を起こしたおじいさんは、それを小さな人の形にしてみました。
老爺爺和老奶奶覺得這樣做很有趣,於是開始不停地擦身體,把掉下來的污垢揉成一團,再繼續擦,將新的污垢接著揉進去。
最後,這些污垢變成了一大團。老爺爺心血來潮,將這些污垢捏成了一個小人偶。

できあがった小さな人形をみているうちに、なんとなくそれが可愛くなってきたおじいさんとおばあさんは、そのまま捨てるにはかわいそうな気がして、あかで作った小さな人形をとりあえず神棚において、特に何を拝むでもなくぱんぱんと手を打ちました。 すると不思議なことに神棚に上がった人形がとつぜんむくむくと体をゆすったと思ったら、大きく伸びをして周りをきょろきょろ見回したのです!
看著這個捏好的小人偶,老爺爺和老奶奶覺得有些可愛,捨不得扔掉,於是將它放在神龕上,並沒有打算膜拜而只是隨手拍了拍。
結果,神奇的事情發生了。神龕上的小人偶突然坐起晃了晃身子,伸了個大大的懶腰,環顧四周。

ふたりは夢でも見ているのかと思ってぽかんとそれを見ていましたが、すぐに神棚の人形とおじいさんとおばあさんの目が合い、人形はぴょんっと下に飛び降りたかとおもうと、ふたりの前にすっくと立ちました。
兩人看得目瞪口呆,還以為自己在做夢。
很快,小人偶和老爺爺、老奶奶四目相對,然後跳下神龕,站在他們面前。

お爺さんとおばあさんとあかで作った人形は黙ってお互いを見ていましたが、しばらくすると人形がいいました。
「じ様、ば様、おらはらがへった。」
老爺爺和老奶奶以及那個由污垢做成的小人偶互相沉默地對看了一會兒,小人偶開口說道:「爺爺、奶奶,餓了。

お爺さんははっとして「おお、そうか・・、そうじゃな。ではちょっとまっとれや。」
といって隣近所の台所に駆け込んでわけを話し、とにかくいくらかの野菜やなにやらをもらってきて、それをおばあさんが料理をして、あかで作った人形―あかたろうに食べさせました。
老爺爺驚訝地說:「哦,這樣啊,那你等一下。」
然後到鄰居家,解釋了情況,總之先拿來了一些蔬菜。老奶奶把這些蔬菜煮熟,給小人偶——阿垢太郎吃。

ふたりの住んでいる村は大変貧しく、その日暮らすのも大変でしたが、でも心の優しい人たちばかりでしたので、すぐにおなかのすいている子供のために持っているもので分けられるものをお爺さんたちにくれたのでした。
他們住的村子非常貧窮,每天的生活都很艱難。
但村裡的人心地善良,願意拿出自己僅有的食物給老爺爺,幫助這個餓肚子的孩子。

あかたろうはなんでも喜んでぱくぱく食べるので、それを目を細めて楽しそうに見ていたおじいさんとおばあさんは、ふとあることに気が付きました。どうやらあかたろうはご飯を一膳食べるとご飯一膳分大きくなるようなのです。
阿垢太郎開心地什麼都大口大口吃著,老爺爺和老奶奶高興地瞇著眼睛看著他吃,突然察覺到什麼。
他們注意到阿垢太郎吃了一碗飯,身體就會長大一碗飯的份量。


 何日かして随分と大きくなったあかたろうはある日お爺さんにこういいました。
「じ様、おら金棒がほしい。金棒をくれろや。」
幾天後,阿垢太郎長大了不少。
有一天,他對老爺爺說:「爺爺,我想要一根金棒,給我吧。

お爺さんとおばあさんは金棒など何にするのかと思いましたが、神さまに命を吹き込んでいただいたあかたろうです、きっとなにかわけがあるのだろうと、村の鍛冶屋へ行き、こうこうこういうわけで金棒を作ってくれないかと頼みました。
老爺爺和老奶奶不知道他要金棒做什麼,但想到阿垢太郎是被神注入生命的,肯定他的道理
於是,他們去了村裡的鐵匠鋪,請求鐵匠幫忙做一根金棒。


すると鍛冶屋は、事の次第を知っていましたし、お爺さんたちと同じ考えだったので、自分から金棒を作って、あかたろうに渡してくれました。
鐵匠聽了事情的來龍去脈,想法跟老爺爺他們相同,便自己製作了一根金棒給阿垢太郎。

それからあかたろうはお爺さんとおばあさん、村の人たちに別れを告げて、おばあさんのこしらえてくれた赤いちゃんちゃんこを着て、一人で金棒を肩に担いで村を出て行きました。
阿垢太郎告別了老爺爺、老奶奶和村民,穿上老奶奶的紅色無袖羽織著金棒獨自離開了村子。

おじいさんとおばあさんはそれから毎日神さまに「どうかあかたろうが無事でいますように。そして元気で戻ってくれますように。」と朝に晩にお願い事をし、いつあかたろうがおなかをすかして戻ってきてもいいように、それからはせっせと畑を耕し、そこでとれた作物を売りにいったりして、ふたりで一生懸命働きました。
從那之後老爺爺和老奶奶每天祈禱,希望阿垢太郎平安無事,健健康康地回來。為了讓阿垢太郎回來時不會餓肚子,他們開始辛勤耕作、出售農作物,拚命的工作。

そして三年の月日が経ち、ある日のこと、出て行ったときよりずっと大きくなったあかたろうが戻ってきました。
三年的時光過去,有一天,阿垢太郎回來了,他與離開時相比成長了許多。

あかたろうは世の中に出たあと、持っていった金棒を使って、沢山の鬼を退治してはいろんな人たちの困っていることを助け、そのたびにお礼として食べさせてもらったご飯でどんどん大きくなり、またこれも御礼の宝物やお金を持って、見違えるほど立派になってかえってきたのですが、体はあいかわらずあかのままでした。
阿垢太郎問世後,用隨身攜帶的金棒除掉了許多妖怪,幫助了許多的人,每次都有人給他食物作為感谢,這使他成長得越来越大,他也带回作為謝禮的寶物和錢財,變得非常了不起,但身體依然是由污垢構成的。

お爺さんとおばあさんはあかたろうを見ておおよろこびし、村の人たちを呼んで盛大にお祝いし、みんなで飲んだり騒いだり、あかたろうのこれまでの話を聞いてびっくりしたりおおわらいしたりして、とても楽しく過ごしました。
老爺爺和老奶奶非常高興,邀請村民一起慶祝。大家飲酒作樂,聽阿垢太郎講述他的冒險故事,時而驚訝、時而大笑,度過了愉快的時光。
 
夜もふけて、村の人たちが帰っていくと、おばあさんはお爺さんにあかたろうと一緒に風呂に入って、長旅の疲れを取るようにと言いましたので、お爺さんも「それがいい。あかたろう、長いたびでさぞつかれたことじゃろう。どれ、わしがお前の背中を流してやろうや。」といいました。
夜深了,村民們散去,老奶奶建議老爺爺和阿垢太郎一起洗澡,消除漫長旅途的疲勞。老爺爺說:「這主意不錯。阿垢太郎,你長途跋涉一定很累了,讓我幫你搓背吧。

あかたろうはちょっと考えましたが、「そうじゃな。」といって、二人でおばさんの沸かしたお風呂に入り、先にお爺さんの背中をあかたろうが洗って流してやりました。
そして、おじいさんがあかたろうの背中を洗い、うえからざーっとお湯をかけたのですが・・!あかたろうはみるみるうちにお湯に溶けて、すっかり姿が見えなくなってしまいました。
阿垢太郎想了想,同意了
兩人鑽進老奶奶燒好的洗澡水裡,先是阿垢太郎幫老爺爺搓背,然後老爺爺正準備幫阿垢太郎搓背,從上倒了熱水
突然,阿垢太郎在眨眼間迅速溶解在水中,完全消失不見了。

お爺さんもおばあさんもとってもあわて、びっくりして、あかたろうをお風呂に入れたことを後悔しましたが、もうあかたろうは戻ってきません。
老爺爺和老奶奶非常驚慌,後悔讓阿垢太郎進浴缸,但他已經回不來了。

あかたろうがいなくなったことは大変さびしく悲しいことではありましたが、お爺さんとおばあさんはあかたろうがいてくれたおかげで一生懸命働くことができ、あかたろうがもってきてくれた沢山の宝やお金もあったので、村のひとたちとも分け合いながら、その後もふたりでよく働いて達者で幸せに暮らしたということです。
阿垢太郎的離去讓他們非常傷心寂寞,但多虧了阿垢太郎的存在,他們才得以勤奮工作,並且與村民分享阿垢太郎帶給他們的大量寶物和金錢,那之後他們也持續努力工作,過上了健康幸福的生活。


單字
丸める【 まるめる 】揉搓
くっつける黏上、貼上
拝む【 おがむ 】拜、祈禱
ゆする搖晃
伸び【 のび 】伸懶腰
ぽかんと呆愣愣的樣子
おら我,第一人稱(日本關東地方以北的年長者較可能使用)
はっと嚇一跳、猛然
ぱくぱく大口大口地吃
吹き込む【 ふきこむ 】注入、灌輸
次第【 しだい 】事情的經過、來龍去脈
告げる【 つげる 】告知
こしらえる製作、生產
担ぐ【 かつぐ 】挑、扛
せっせと拚命、孜孜不倦
更ける【 ふける 】深夜、季節尾端(EX.「深」秋)
さぞ想必、一定是

 
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